株式会社ニキシモ 代表取締役 北山美優

これからのリゾートステイの
魅力をお聞きしました

アートビオトープの運営に携わり、幼い頃から芸術に慣れ親しんでいる北山さんにアートや自然からの学び、これからのリゾート滞在の魅力についてお話を伺いました。

日常を離れ、静かな時間のなかで
豊かな人間性を磨く特別な場所。

 北山さんは2008年から那須でオープンカレッジ「山のシューレ」を開催してきた。二期倶楽部の思想を芯に学びの実践の成果として構想したのが「水庭」。これをきっかけに、これからのリゾートはサステイナブルでかつエシカルなあり方が求められていると思うようになったとか。そんな中、スイートヴィラ建設を通して、新しいリゾートの可能性と、真の豊かさについて追及していきたいと考えるようになった。

滞在を通じて豊かな時間を過ごす

 昨年完成したスイートヴィラには自然により近づくための設計がされている。大きなテラスはガラス窓が全面的に開放できる構造になっており、全てが自然と一体になる。風や光、せせらぎ、時には雨音までが、全く異なった印象に感じられる非日常的空間。また、室内の展示棚には、アートに近づく体験を提供するため、アート作品や書籍が展示され生活空間の中でのアートが身近に感じられる。北山さんにとっては、本や作品も人間と出会う事と同じ。なんとなく求めていたものが丁度あるとか、普段は選ばない本との出会いがあれば「これだけでも、この人はここに来た意味がある」と嬉しそうに話す。

新しい時代へのカルチャーリゾート

「アートビオトープは、アートや自然からの学びを通じて人類にとっての新しい価値や常識を提案し、より良い人間性を深めていくサステイナブルリゾートをめざしている。これからも引き続き、文化やアートとともにこの土地ならではの学びの場を作っていければと思います」と北山さんは今後を見据えている。アートビオトープ那須はアートとアクティブに関わっていく動的な場と水庭やスイートヴィラで静かに過ごす静的な場を通して多様な滞在ができる。日帰りでもレストランでの食事やスタジオでの本格的な作品作りが体験できるので、その時々のシーンにあわせた使い分けができる場となっている。

北山美優プロフィール
株式会社ニキシモ 代表取締役
株式会社二期リゾート 取締役副社長
株式会社ランゲージ・ティーチング・レボリューションズ 取締役

東京学芸大学教育学部卒業後、株式会社二期リゾートへ入社。ブランドコミュニケ―ション部部長を経て、現在は「アートビオトープ」の運営を中心に文化事業、人材教育、コンテンツ開発、その他新規事業を担う。また、若手芸術家を支援するアーティスト・イン・レジデンス(AIR)等を通じ、文化・芸術活動を推進している。同時に、英語教員開発事業を経て、株式会社ランゲージティーチングレボリューションズにて、英語教育事業の企画・運営に携わる。

展覧会の情報
彫刻家・掛井五郎氏の展覧会「超えてゆく人/掛井五郎展 変成作用Ⅱ」展

2022年5月31日㈫まで開催中

「日本のピカソ」と言っても過言ではない、様々な領域に渡るダイナミックな制作を90歳を超えた今も続けている掛井五郎氏の世界を紹介する「超えてゆく人/掛井五郎展 変成作用Ⅱ」展。アートビオトープ那須の中庭には「アジアの女」(第42回新制作展・静岡県立美術館出展作)などの本格的なブロンズ作品が、またスイートヴィラの客室内にはドローイングや彫刻などが展示されています。

掛井五郎 Goro Kakei1930年静岡生まれ。東京芸術大学彫刻専攻科卒。新制作協会を中心に活動して、1982年に高村光太郎賞、92年に中原悌二郎賞受賞などを受賞しました。驚くべき創造力で、素材も、モチーフも、テーマも、自由に超えてゆく作品を生み出して、今もその手は止まりません。

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